生計のヒント 雇用形態

 
〜無期契約社員って何?〜
企業にとって、人件費を嫌う社会であります。


編集部
 
   
 「サラリーマンは気楽な家業ときたもんだ」・・・・という、昭和の夢の社会から、正規雇用されて維持して生きていくだけも困難な時代に変貌しております。

 女性のお嫁入りが「永久就職」・・・なんて、本気で思っていた時代ももはや過去の過去・・・のようです。

 さて、近年では最高の雇用状態・・・であることに胸を張っている現政権でありますが、皆さんの実感はいかがでありますか・・・・・??????。

 筆者の周辺に限っていえば、ワーキングプアとか、ブラック企業に囲まれているせいか、半世紀以上この国で生きてきて、今日が最悪の時代のような実感がありますが、政府や大手の経営側からすれば、ますます人件費という邪魔者を削り落として、なにかしらの「繁栄」を目指そうとしているようであります。

 そこで、今日のキーワードはもうすぐそうなっていく「無期契約社員」という労働者の時代であります。

 資料として、President Online様の記事をご紹介いたします。
 以下、当記事よりの抜粋・・・・。本文はこちら
   
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「何とか人手不足は解消したいけど、かといって人件費の上昇は極力抑えたい」というのが、多くの企業経営者、人事担当者の本音

▼有期社員の無期転換に備えた5つの対応策

(1)雇止め:有期契約が5年を超えないように契約終了する。
(2)無期契約社員化(処遇条件変更なし):給与など条件を変えず、無期契約にする。
(3)無期契約社員化(処遇条件改善):給与など条件を引き上げ、無期契約にする。
(4)限定正社員化:勤務地、職務、時間などを限定した正社員に転換する。
(5)正社員化:完全に正社員に転換する。

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   ※平成28年(2016年)10月1日から社会保険の加入対象が「週20時間以上」働く方などに広がる。




 政府広報オンライン より

 
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 どうてすか。これで少子高齢時代を乗り越えて、夢のある先進国に向かっていくのでありましょうか。

 会社の「利益」というものは、従事者の生活向上とはかかわりなく、ひたすら「利益」を積み上げる、あるいは拡大していく・・・というベクトルのみに進む時代がオワリまでゆくみたいですね。

 できれば、ヒトという無駄な費用は払いたくないわけです。企業の繁栄とヒトの幸せとはまったく関係ないことを実感するばかりであります。

 日本ではじめて「カンパニー」なるものに命がけで邁進した、坂本竜馬さんなぞは、今日の「繁栄」を喜べるのでしょうかね。


日本における就職難
 
(引用:Never まとめ)


 

                            記載 2016年9月15日

  
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