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バッタにとっては魔王のようなカマキリです。
カマキリは究極の「肉食女史」でありまして、交尾のあとに旦那さんになったオスを食べてしまうのであります。
ブクブクと泡のようなタマゴを産み、それを強い草の茎などにからめて冬の間にそれが固めのスポンジみたいになって春の暖かさを待ちます。
春になると、そこから数珠ツナギのようにちびっ子カマキリがわんさか出てくるのでありますね。
昔、南方熊楠という天才にして奇人の大先生が、このカマキリの卵が精力剤としてとても効き目があることを吹聴し、当時の国会議員のセンセイたちがこぞって、この「おタマゴ」を所望されたそうであります。
まあ、多摩地区のアチコチでこの「おタマゴ」は発見できますので、研究される方には楽しいかもしれないですね。
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2016年09月27日掲載
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