★季節を感じる
多摩
 
   東京の郊外多摩の、季節を感じる光景から・・・。

 初夏の躍動D

 
  編集部


    
 
 雨上がりの午後、初夏の雄大な多摩川のシーンであります。

 トランプ、キムの首脳会談のあと、世界平和はどうなる・・・・・・なんていう話題の昨今であります。この上流に大丹波川という支流があり、そこの管理釣り場(マス釣り場)の冠には、「国際」とついていますね。

 何が「国際」かといいますと、敗戦後進駐軍の娯楽施設として、米国軍人向けの釣り場が用意された場所で、彼らはここに北米産のニジマス(レインボートラウト)を遊戯用に放流したわけであります。米軍人が利用した歴史から、「国際」という冠が付いているのですね。

 この先の奥多摩は国家権力で廃村にされ貯水池にされた「日陰の村」の歴史が在り、その反骨精神なのか戦後ある左翼集団をかくまっていた歴史もあるのですね。その集団に命がけで取材に行ったのが、若き日のY新聞の大殿W氏だったそうです。

 50年以上前の朝鮮戦争がまだ終結していないことも、わたしたち日本人全般としては最近実感したのではないでしょうか。

 多摩川はずっと歴史の中で流れています。

2018年06月14日掲載

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