西多摩へ夫婦旅です!!
★新年のちょい旅②

-乱蔵とお蘭の奥多摩ドライブ記です・・・・・。-

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奥多摩街道を西へ。  
 
  
   
釣り場にいたニャンコ
  
-お蘭さんは、助手席から見える御岳渓谷の風景をちらちらと眺めながら、山々に囲まれた奥多摩の景色に心が躍っているようですね。-

【お蘭】お腹がすくのは元気な証拠だわぁ。釜飯の
「なかい」さんへ行くのは久しぶりよねっ・・・・。

【乱蔵】そういえば、ほんと久しぶりだなぁ。この前もテレビで紹介していたから、またまた行列ができているかもしれないねぇ。

-マイカーが大丹波の里に入って、眼下に大丹波川が樹木の隙間に見え隠れします。-

【お蘭】そういえば、大丹波に
国際ます釣り場があるけれど、どうして「国際」ってついているのかしら・・・。

【乱蔵】なんでも、戦後進駐軍がホリデーのレジャーにフィッシング場を設けたいということで開設した経緯があったらしいね。それで外来種の
レインボートラウト(ニジマス)を放流して遊び場として造ったらしいよ。アメリカ人が利用するということで、「国際」って言葉がついているんだろうね。

【お蘭】そうかぁ・・・・。米軍の関係がこにはあるのね。

【乱蔵】ちなみに初代の場長さんは、「釜めしなかい」の旦那さんのお父さんが勤めていたんだって。

【お蘭】へーっ、そうなんだぁ。あっ、なかいさんに着いたわ。
・・・・・やっぱり行列になっているわぁ。いつも流行っていらっしゃるのね。

-乱蔵たちは、なかいさんの庭で順番待ちの記入をすると、すぐ向かいの
大丹波川国際ます釣り場を見学しました。-

【お蘭】まあ、なんて冷たそうなお水でしょう・・・・。でも、澄んでいてとてもキレイねっ。

【乱蔵】渓流は自然状態ではヤマメやカジカなんかがいてね。もっと上流にはイワナが生息していますよ。

【お蘭】ヤマメは見たことあるけど、イワナはないわ。おいしいのかしら?

【乱蔵】業平の話では、釣りたてを刺身にして食べるとホッペが落ちてしまうほど美味いらしいね。

【お蘭】まあ、あの人って山の奥まで侵入するのね。(ホントに変な人!!)
それにしても、
ニジマスが外来種だなんて知らなかったわぁ。

【乱蔵】まあ、ここには暖かい季節におふくろ連れて遊びに来ようかね。

-郷愁ある山里の風景を楽しみながら、「釜めしなかい」に戻り、靴箱に履物をしまって、座敷のテーブルに案内された乱蔵とお蘭であります。-

【お蘭】
私は「山菜かま」飯がいいわあ・・・。

【乱蔵】
では、私は「キノコ釜飯」といきやしょう・・・。

-田舎の実家にいるようなムードに、自然とリラックス感が高まる夫妻です。-
 
【お蘭】なかいさんのムードっていつもまったり、ほのぼのでなんだかホッとするわね。

【乱蔵】業平の奴が言ってたけど、わしらみたいに田舎に実家を持っていない者にとって、こういうお店は「あるべき田舎」に帰ったような気分になれて、シミジミできるんだって。

【お蘭】そうよねー。私も田舎というところが無い人だから、こういう実家があったらいいなあーって、おもっちゃうわねっ。

-お蘭さんは、周囲のお客さんたちが皆さん笑顔で楽しくお食事をしているシーンの中で、家族の温もりムードにポカポカムードになっておりますよ。-

【乱蔵】
昔の建物をこうしていい雰囲気で保ち続けてくれているのはウレシイものですねぇ・・・・・・。

【お蘭】そうよねぇ。ほのぼのだわぁぁぁん・・・・。



 続く
   2015.01.18掲載
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