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Aビックリした地元のキャバ嬢 -そんなお父さんがいたらしい・・・・・。-


 ある日、高校中退して家出同然だったある多摩地区の娘が働いていたキャバクラのお話であります。

 三多摩地区はいちおう東京で、立川だの八王子だの吉祥寺だの・・・・と、それなりに都会的な街は存在するのですが、歓楽街などはやはり一定の範囲しかありませんので仕事していると「知り合い」と遭遇してしまうことはままあります。

 そういう点では、新宿や池袋、渋谷や上野、秋葉原などの大都会の街とはかなり違うのですけれど、その都会的ではあるが実は身内や知り合いが交差しやすい・・・という点で、多摩地区というのは、知っている人とバッタリ出くわすことは珍しくないのですね。

 東京都全体では1000万人単位の大都会です。中央部ではそう簡単に出くわさないものであります。筆者の体験では100万単位の大都会でも、かなり知人と出くわすことは多く、地方都市クラスでは知らない人に紛れて・・・・ということも簡単ではありませんね。東京のど真ん中でも、見られたくないシーンを見られてしまうことも実際起こります。

 筆者の知人は東京駅で不倫中の彼女と手をつないで電車を待っていたら、高校時代の親友夫婦が到着した電車のそのドアから飛び出てきて、アタマが真っ白になった・・・・という実話を知っています。

 今回のお話は、多摩地区の大きな街のキャバクラで働いていた少女が焦りまくったエピソードです。

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 ・・・まあ、ご想像は付くでしょうが、彼女のお店に酔っ払って飛び込んできたのは、小中と同級生だった親友の「お父さん」が飛び込んできて、親父の醜態そのものを披露し、危うく声をかけられそーになったお話なのであります。

 まあ、それだけだったら、地元同士だったらありそうなお話なんですが、このおとーさんの職業が笑えるのでご紹介でございます。

 はーい、当たった方いますか?

 このおとーさんは、僧侶、はい、お坊さん・・・・・でありましたぁ・・・・。

 ん十年前に火災で大変な思いして、この家出娘の親たちが募金なんかして支援したこともあるお寺で、あのときは本堂も燃えてしまいお気の毒にぃ・・・・だったのでしたよ。でもこうして、数年後に再会した親友のおとーさんは、それはそれは生臭なボーさんだったので、この女の子も(いろんな意味で)恥ずかしいやらあきれちゃうやら・・・なーんて経験だったそうですね。
 
 まあ、わらっちゃうしかないでしょーね。のちのち、元キャバ嬢の親友は跡継ぎの婿(坊さん)を迎えたそーな・・・・。
 
   2018.01.30掲載
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