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春になると、ヘンな人がヘンなことやったりするので注意が必要であります。 「陽気のせいだぁ・・・」なんて、よくいいますけれど、このヘンなお爺さんもそのひとりでありました。 ★ ★ ★ ★ ★ ある日、公共の団地に住む新婚の妻Mさんは、うららかな春の日差しの中で、ベランダにて洗濯物を干していたのでありました。この団地は晴天だと、ちらっと富士山の頂も見えたりしまして、春は紅梅の美しい姿も見られますし、桜の開花の時期は団地内の並木が桜なので、とても清々しいのであります。 昨夜も新婚の旦那さんとスウィートな夜を過ごしてご機嫌の朝のお洗濯・・・というところでしたね。 ★ ★ ★ ★ ★ 3階のベランダにいたMさんが、共同の緑地である南側の植え込みの高く伸びた葉っぱの大きい木に目がいった時、ちょっと挙動不審なお爺さんが、その木の根元にウンチ座りして、お尻をめくったのをみてしまいました。 「えっ、このお爺さん、ここでウンチなんかしちゃうのかしら?????」 あらら・・・・と思いましたが、このお爺さんはウンチをするでもなく、白いお尻を出したまましばらくそのスタイルでいたのですね・・・。 「あっ、なに???お爺さん、なんか葉っぱをとってお尻にペタペタしてるわっ・・・。」 お爺さんはウンチしたわけではないのですが、大きな葉っぱをちぎりとっては、お尻にペタペタつけてはうっているのです。 そして、お爺さんには「いい葉っぱ」と「あんまりよくない葉っぱ」のこだわりがあるようで、しきりに大きな葉っぱをとってはペタペタ・・・・そして、また選びなおしてペタペタお尻につけているのでありました。 Mさん「どうも、おおきい葉っぱがいいみたい」 「あっ、でも、固すぎるとよくないみたいかぁ・・・。」 「へーっ・・・、あのくらいの葉っぱが好みで気持ちいいらしいわぁ・・・・?」 新婚のMさんは、お爺さんのフェチな行動に感心してみとれていたそうであります。 まあ、わらっちゃうしかないでしょーね。ええ、Mさんは、はその晩帰宅した新婚の旦那さんに、ずっとこらえていた笑いをぶつけながら、「いい葉っぱとよくない葉っぱ」の話をしきりにしたのでありました。 まあ、誰にも迷惑かけていないのだし、お爺さんのこだわり行動を目撃したのはMさんとノバト二羽だけですから、まあ、いいかぁ・・・という春の長閑なお話・・・でありました。 しかし、そのお爺さんにとって「いい葉っぱ」とはどんなだったかは永遠の謎なのでありますっ・・・。。 |
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2018.03.09掲載 | ||||||||||||
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