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E話さなきゃよかった医療相談 -そんな整骨医がいたらしい・・・・・。-


 人に言いたくないけど、相談に乗ってほしい・・・ということは人様、それぞれございます。
 ましてや、カラダの痛みなどについては当然でしょう。

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 ある日、A君は腰痛の治療をG整骨院でやっておりまして、そちらの具合はかなりよくなっていたのですが、実は別の悩みもあったんですね。あるところがずっと痛いのでありました。

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 A君は、このG整骨院の先生はなかなかいい治療をして下さいますし、痛みのことなら何でも相談してくれ・・・と日々語りかけてくださっていたものですから、腰痛の治療ももうすぐ終わりだというころに、そのある「痛み」について相談してみよう・・・と思ってしまったのであります。

 なぜかというと、この手の痛みはどんな医者とか医療機関に相談すればいいのか、皆目見当も付きませんでしたし、かといって、痛みがかなり長い期間続いていたのですから、どうすりゃいいのさこの私ぃっ・・・ということで、よくなるヒントくらいは教えてもらえるかも・・・・と期待してしまったのであります。

 A君「G先生、実はちょっとあるところがずっと痛んでいるので、どうしたもんか相談にのっていただきたいのですがぁ・・・。」
 
 G先生「いやあもなんでも聞いて下さいよ。Aさんのお役に立てるならなんでもお話しようじゃないですかぁ・・・。」
 ・・・・といい調子でG先生は笑顔で応えてくれたもんですよ。

 やはり、地元で信頼の厚いG先生さすが!!と、A君は悩みの痛みについて話したのでありました。

 A君「実は、先生、私は長い間左の睾丸がずっといたいので困っております・・・。」
 G先「おおっ。それは大事なところですから、お辛いでしょう・・・・。いったいどうして痛くなってしまったんですかぁ????」

 A君「実は、打ち身なんです。あのときは痛くてとびあがってしまい、○ヶ月もたつのにまだいたいもんですからぁ・・・。」
 G先生「ほほう・・・。それはお気の毒にぃ・・・。・・・で、どうしてそんなうち身になったのですか?」

 
 G先生が真剣に訊ねてくれるので、A君は原因が分かれば治療かそのヒントをちゃんと教えてもらえると思い、実際にあったことを話したのであります。

 A君「・・・・じつは、ウチで猫を飼っておりまして、その子が押入れの上のほうにのっていたのです。私は座敷で股広げて仰向けで寝転がっていたのですが、突然猫が飛び降りてきて、私のキンタマを着地のときにダイブ着地(モロに入った)して、さらにそのタマを蹴って走っていったのであります・・・。」
 A君はあのときの猫ちゃんにやられた痛みを思い出して顔を歪めて語りましたよっ・・・。実際、A君は悲鳴をあげて涙ながして悶えたのでありました。なにしろ「奇襲」攻撃で蹴りまで見事に決められたのだからタマったもんじゃなかったのでーす。

 突然大声で笑い出すG先生・・・・・。
 「ひひひ・・・っ・・・。ねっ、ねこにタマ蹴られて・・・・わっははは・・・・。」

 

 G先生は涙を流しながら笑い転げるだけです・・・・。
 「猫にタマ蹴られて・・・・わっははは・・・・。」

 ずっと笑い続けるG先生・・・・・。

 ただ、笑われて、どうすればいいも、治療してあげるも言ってもらえず、そのまま帰ったA君でしたぁ・・。

 
   2018.03.26掲載
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