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世の中、離婚するカップルが多くいます。結婚はめでたい・・・・離婚は悲しい・・・・でしょうか。 筆者の周囲はなぜか×1や×2の方が多いのですけれど、そんな彼らの離婚前の様子を伺いますと、円満であったはずの夫婦仲の最中でも、なにか「離婚」の前兆(不吉な意味でのオーメン)が随所にあったみたいだ・・・・と語っております。 これは、表面は気が合うようにみえる仲良し夫婦であっても、潜在意識・・・というものは恐ろしいもので、彼(夫)は、こんな経験があったそうです。 ★ ★ ★ ★ ★ ある日、A夫妻は、将来の安全と安心のために、妻のBが友人から勧められていた「生命保険」のかなり「太い奴」を申し込むことになったそうであります。 まあ、その妻の友人という人は生保業界ではかなり有名な人で、「愛」とか「夢」を語り、ご本人は生保業界でも屈指の成績を収めていて、新人の研修用ビデオなどにも出演しているような生保会のスーパースターでありました。のちのち、夫Aがなにかの因果で生保業界に勤めたことが在り、この方が実に有名な方であることを実感するのですが、地元のお付き合いの中ではこのスター女史は当時の保険会社の所長と色恋沙汰で流血騒動が密かに在り、妻の付き合いで深夜の救急病院に担ぎ込んだことも在りますし、彼女が結果的にはリッチになっていても家庭崩壊してしまったことも知ってしまうのですが、このときは凄腕の生保レディのなすがまま、妻の勧めるままにその「太い」保険をH社の事務所で手続きしていたのでありますね。 ★ ★ ★ ★ ★ 夫Aは、所長とスーパー生保レディと妻の立会いの下でわしわしと素直に申込書を言われるがまま書き込んでおりました。 Aは、とぼけたオトコではありますけれど、決しておバカではありません。教育系の仕事を当時はしており、人にモノを教える立場の人、特に国語や作文なども指導しており、誤字脱字なんてそうそうする輩ではない・・・・・はずでした。 ところが、Aさん、妻との関係を記載する際におかしなことをしてしまったのであります。 妻B「あっ、アナタこれって何書いてるのっ!!!!?」 ・・・・と突然怒り出した妻B。 夫A「へっ・・・・えっ、わたし何かまちがえたかな????」 マジな顔で妻Bを見上げたAですが、妻Bの瞳が険しく光り、スーパー生保レディのつくり笑顔が消え、所長さんの顔が明らかに引きつっております・・・・。 ★ ★ ★ ★ ★ 夫Aが妻Bの視線を辿っていきますと、妻Bとの関係の箇所に「毒(どく)」としっかり書かれていました。 まあ、今となっては笑ってしまうしかないでしょうね。 この数年ののち、彼らは離婚してしまうのですが、妻Bは夫婦喧嘩したときに夫Aの胸に強烈なパンチをぶちこみ、アバラにヒビを入れてしまったそうであります・・・・。このパンチ一発で、夫Aは4ヶ月も呼吸が苦しいまま生活したそうですが、あのとき「毒」と書かなければ・・・・という思いもあったとか、なかったとか・・・・・でした、そうな。 |
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2018.04.20掲載 | ||||||||||||
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