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H人ごみと、そのまま田舎の中間 -一斉社会の隙間って難しい。-


 ゴールデンウィークで人ごみを味わいつつ、わが身の休日を振り返ってみました。

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 公務員や、大手企業なみのスタイルで生活している方には、ナニ言ってんだおまえ・・・ってな感覚かもしれませんが、サービス業や観光系、福祉の現場や自営業や交代勤務を経験している方には思い当たる感触だと思いますよ。

 いったい世の中の何割くらいの人が、常に一斉の休暇、土日祝日とかお盆、年末年始の休みがフツーのパターンで生活しているのかはわからないですが、この生活パターンをしている巨大な人の流れはやはりすごく、観光のピークと行き来のピークにそうでない生活者も巻き込まれていきますね。

 筆者は公務員の立場や大きめの会社の勤め人も、自営も、フリーターも経験していますので、いろんな休みのパターンで生活していますが、観光地の裏方やサービス業も経験していますので、どうもこの一斉の人の移動というのが、人酔いして苦手であります。


 ただし、平日休みや、オフシーズンにでかける観光地の物寂しさもなかなか辛いこともありますので、世のマジョリティたる一斉
グループと離れていることのデメリットもないとはいえませんね。

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 誰もいないキャンプ場で自分ら家族だけ・・・というのは実に物悲しげでしたし、地元の人の興味をそそりすぎて、かえって落ち着かないときもありました。

 観光のハイシーズンのときは、むしろ東京のど真ん中も狙い目としては面白い。ただ、最近は外国人客が多いので、別のムードになってはおりますけれどね。

 

 しかし、都会と田舎の中間として居心地のよいわれらの多摩地域なんですが、ある境界線のようなところから、完全に田舎という意味での地方的様相になっているのが今日の少子高齢社会であります。

 これは、時代の現象というより確実に、高度経済成長期にドーナツ化した人口の分布が縮んでしまい、ど真ん中に近いところだけが濃くなってしまう、周囲は人の住まないエリアになっていく・・・という確実なる現象を日々体感します。

 バブル時代は国道十六号線周辺が活気あるエリアとして大注目されておりましたが、今からは国道16号線の内側と外側で人が住む環境が、都会と田舎・・・というようにはっきり分かれていくような予感がしました。

 まあ、田舎好きでゆったり好みの筆者としては、恐らく16号の外側に関心を持ち続けるでしょうが、よき田舎の東京郊外とはなんぞや???というテーマは一生続いてしまうのだと実感していますね。
 

「福東トモダチ公園」は、ギリ国道16号の内側です。
上空を米軍の軍用機が飛来してます。
   2018.05.14掲載
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