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N「鼻血ブー」の実話 -やはりオトコはアレで逆上するらしい・・・-


 あるオトコは、真夏の新宿の歌舞伎町を歩いていると、かの時代の思い出が甦ったそうでした。

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 歌舞伎町は様変わりしたとはいえ、基本的にビルや施設の配置は変化していませんので、昔のはらはらした思い出がしばしばフラッシュバックしてしまうものでありました。ボッタクリの怖い店に入ったこととか、行きづりのオネエサンとラブホに入っている時にシャワー中に持ち逃げされたとか、ヤバイお店でヤバイ想いをしたとか、遊びなれた仲間と連れで、逆に店のツケを踏み倒したとか、まあ、いろいろありますよね。今も昔も変わらぬことはたくさんあります。

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 彼が思い出したのは、谷岡ヤスジ氏の漫画で流行った
「鼻血ブー」という現象であります。
 それは、中村正俊さんが青春ドラマのヒーローでいた時代だったようです。イケイケかつシャイな感性もある青年は、あの時代女の子にもてていました。その女の子は、あの夏の日に彼を深夜の高円寺駅前で女友達ふたりで逆ナンパして、その晩からエッチなつながりをもったような今で言うピッチな女の子だったのですね。

 何度目かの逢瀬で、彼らは歌舞伎町の某ラブホに暑い夕刻に入場したのでありました。
 彼女は世代的に性体験を積み上げて楽しんでいる最中の女の子で、かなり「サカリ」が憑いていた様子で、美人ではないがとてもグラマーであり、床上手・・・。若い男の子たちはつい彼女には興奮してしまうタイプ・・・・であったそうです。

 そして・・・・。暑い日に熱い風呂に入った彼は、湯煙のなかに浮かぶ巨乳でグラマーな彼女の姿を見ると「鼻血ブー」・・・になってしまったのだと。
 

 まあ、今年は猛暑なので気をつけましょうね・・・。

 彼の話では、興奮しすぎて鼻血ブーになってしまうと、興奮するのが難しくなって、イイことするにもリラックスできずに難しくなってしまうそーであります。まあ、若い日々に色んな経験をするのはイイことですから、この猛暑でありますが、みなさんも元気と精気を充実させてくだされ。
 

鼻血は焦ると止まらない・・・・のであります。
                                            2018.07.30掲載
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