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Lお魚気分はどうよ? -生臭くない世界って・・・-


 むかーし、「お魚になったわ・た・し」・・・・というフレーズが流行った事があります。
 魚の世界一の消費国は日本であり、次がペルー・・・なんていう時代で、世界中がお魚ブームで、寿司ブームで・・・というのは、やはりお魚消費先進国の日本が牽引していたことは間違いないでしょうね。

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 お魚ではないですが、捕鯨先進国だった日本はクジラさんについてはかなり今、微妙な立場にいます。調査捕鯨・・・といいつつも、やはり食べてしまっているのは現実で、国際的にはかなり苦しいところでしょう。

 ただ、欧米というのは身勝手だなぁ・・・・と思うのは、そもそも昔は油や骨を使うためにバンバン捕鯨していて、しかも肉は捨てていたくせに、後の時代になってから、お前らはイカン!!・・・という態度であります。

 タバコについてもそんな感じで、貴族や教会の上層部含めてすごいヘビースモーカーで、くわえタバコに咥え葉巻やって悦になっていて、自分とこの製品を押し付けていたのも欧米さんであります。

 禁煙ブームがやってくると、お前らもけしからん!!・・・というのであります。なんか、とても勝手な人たちにも感じてしまう・・・。

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 ・・・・で、お魚のお話なんですが、休日の都心の水族館にいろいろ出かけることも多い編集人ですが、とてもきれいで見栄えのある施設がととのっていて、お客様も品が良くて、お行儀もよいのですが、本当にお魚たちと触れ合っているのだろうか・・・・・と、しばしば疑問です。

 最近の近代的な水族館は、ファショナブルですけれど、あの生臭さのある彼らの生きた香りがしないからです。井の頭公園の水生園は、さすがに淡水の本場である多摩地区ですから、お生の魚たちとのふれあいも上手にやっていて、コチラのほうが自然界と一体感あって素晴らしい・・・といつも思います。

 都心に行くたびに、我が多摩地区の心地よさを感じる私が可笑しくてダサいのか、その辺は良くわかりませんが、昔々は江戸前のハゼなんかを乗合船で釣って、そのハゼやセイゴ、アイナメなどの匂いを嗅いで親しみを感じていた編集人の感覚では、どこか淋しい感じもいたしますね。

 都会的に暮らし、人生をインドアで終始送れるのも大都会の魅力なんでしょうが、なんか、人に都合のよい生き物ばかり見せられているような空気もつい感じます。

と言いつつ、水族館は大好きなんですけれどね・・・。
                                            2019.02.18掲載
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