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Nアウトな情報が面白い -今も「大本営」らしい・・・-


 平成時代の空気は「閉塞感」と、「自己規制」と押し付けられた「自己責任」に占められていました。
 あの昭和のよきにしろあしきにしろ、とても「熱かった」ムードとは相反して、まるで体温が下がって発がん性がアップしたような、いちゃもん屋とミーハー様に振り回されたような、「操作された、ニッポン基準」の時代だったなぁ・・・・とつくづく実感しています。また、そんにな時代がそろそろ終わるのですが、昭和時代のようなビュアな懐かしさはあまり残らない感じがいたしますね。

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 今の時代、なにがつまらん・・・かといえば、テレビ(特に地上波)がホントに詰まんなくなって、新聞各社も大本営の発表をなぞるみたいな同じソースからの繰り返しばかりだし、広告主も個性のない独占企業みたいなのばかりで、そのコピーやデザインも、いかにも依頼主にきづかったばかりの抜けめない万人受け狙いの心に響かない、熱湯処理した乳酸菌みたいなイキのなさで、請負の仕事の現場も、イキイキやっているのではなく、たたきに叩かれて仕方なくやらされているなぁ・・・、て、感じです。お客からのクレームなんかも、アウトソーシングで殴られ役のコールセンターのアルバイトや管理者の契約社員がオーナー企業のかわりにマニュアルどおり「柳に風」みたいな受け答えで凌いでいて、グーミンなクレーマーに神経をすり減らしていますし、発注側のおエライさなたちは相変わらず時代遅れのパワハラ体質すら自覚できてない病んだ時代でありました。

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 世界が激動しているこの「時代の切れ目」・・・というのは、ある意味新しい世の中が始まるわけですが、ナチスが闇夜の時代を作る前夜は、やはり富裕層はリゾートで遊び、格差社会にあえぐ人たちは世の中のどんでん返しに期待して悪しき希望に託してしまった過去があります。

 社会でなんらかの「現場」で仕事していると、世の中の「おかしい事」に日々向き合っているのですが、アベノミクスが成功した・・・なんて平気で言ってる小泉内閣時代の軍師様の感覚みたいな人は、実際は本当にごく一握りで、やはりチェックしてみると、巨大なお金の流れがおかしくなっている・・・・という事実にしかぶちあたりませんよね。

 最近は、テレビや新聞の情報が広告以下になっているので、情報を知るのは生の生活+ネットが正解と感じています。テレビはなつかしのムードを味わいたいときと暇つぶしに使い、新聞は年寄りが信じているのはこんな記事なのかね・・・・っていう冷めた感覚ですね。それとてテレビとたいして違わない。

 ネットがあるだけマシなのかもしれません。
 それにしても、ますます世の中のフツーの人たちとフツーにお付き合いするのが難しい時代になってしまった・・・・・と、リアルの場でも感じる日々です。


この方も冤罪で世の中から引き摺り下ろされていました(涙)。
                                            2019.03.14掲載
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