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世はまさに、超高齢社会であります。 これは、昔からの生きかたとは全然違う世の中になっている・・・ということで、何がフツーでフツーでないか・・・・なんてことは、シナリオと現実は明らかに「違う」ということであります。 某ニックネーム「黄昏のジッ様」は、4年前に77歳でした。昔は色男で、愛人がふたりいた・・・・なんてことを自慢げに周囲に言っているような見ようによってはイケ好かない、エロジジイなんですが、独特の愛嬌と面白い口先で、高齢者のアルバイト仲間では、お笑い系の人気者でした この、ジッ様、長年の不義にバチがあたりまして、3年前に78歳で奥さんに「三下り半」・・・を突きつけられ、超高齢の熟年離婚になったうえに、天罰が下って、キンタマの結石手術まであり、心身ともにへばってしまっていました。さすがに心配した元同僚たちが、ときどき、彼のすむ団地を訪ねてみたり、いろんな噂話を聞いて、毎年のように「黄昏のジッ様」の消息をオトコの友情で気にかけていたのであります。 さすが、往年のプレイボーイも、あれだけのダメージを受けたのだから、ゴミ屋敷になる前に、福祉のお世話になって、ちょっともの悲しげな余生を送っているんじゃないかぁ・・・なんて、心配していたのですよ。誰だって、年には勝てない・・・そんな同情ですよねっ・・・。 ところがギッチョン・・・・であります。2年前に仲間内で、彼の住まいを訪ねたときは、留守か居留守で会えなかったので、外からベランダを眺めてみると、ゴミ屋敷どころか、女性らしきの手の入った鉢植えがキレイに並べられていましたし、洗濯物も、オトコ所帯とは思えないくらい、キチンと干されていたのでした。 みんなは、娘さんか、ヘルパーさんでも訪問してくれているんだろう・・・・・と、推察しつつ、あまり追いかけても可哀相だからと、そっとしておいたのですね。 ・・・・で、最近、「黄昏のジッ様」の現状が明らか・・・になりました。 目撃情報によると、ジッ様、チョ-熟年離婚ののちは、熟年恋愛で、新しい彼女をゲットしたらしく、明るく元気にしているそーです。 うーん・・・。さすがに元仲間内からも、唸り声が上がりましたよ。 すでに、80歳を越えているわけで・・・・。やるなぁ・・・・。ペナルティはキンタマの病気だけで、そののちは復活していたのでありましたねっ・・・。黄昏さまは、真っ暗に日が沈むまで頑張っているみたいです。うーん、すごいかも・・・・。面白い人は、ずっと面白い・・んですね。励みにしますよ、ジッ様、わしも・・・。 |
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2017.07.07掲載 | ||||||||||||
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