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今回の総選挙で、なんだかんだと安倍さんの自民党が大勝利。 希望の党は、小池百合子さんのパリ発言で大失速して、リベラルらしさがフレッシュだった枝野氏の立憲民主党が躍進しました。共産党はとばっちりで減ったものの、昔の革新勢力のような新鮮さが分かりやすかったようでした。 しかし、とてもながーい保守政権時代が続いています。 過去、細川政権と民主党政権が失敗して、変化での改革を信じる人が激減したせいもあります。 日本の左派政党や勢力は、別に資本主義を否定していたり、共産主義国家を作ろうとしているわけではないのですが、これだけ格差社会になって、子供が少ないのに保育や子育てに資金が廻らず、年寄りのワガママを優先し続けてきた社会も凄いですが、仕事の現場がどんなに使い捨てや違法雇用していても、発注先の公的機関や大手企業が下層へ行くほどブラックにならざるを得ない仕組みに胡坐しているのですから、昔だったら数の多い被搾取階級の票が、もっと左派に流れても不思議ではないのですけれど、大衆というのはもっと目先の怒りとか、感情で動きやすいのかもしれません。保守系の方が若い人たちに気遣って、子育てなどで聞きざわりのいい政策を訴えていたりしますから、なんとも不思議です。 社会主義というものが、仮に歴史的経験で「悪い」のだとしても、労働運動や勤労者の権利を守ることが悪いのではないです。資本主義はあくまで、どんなズルしても金を儲けて下に渡さないで独占していくのが正しい方向の主義ですから、分配がずるがしこくなってきた時点で政治は何度かひっくり返るべきだったでしょう。それは、「上」の連中にいいようにされてきた若い人人たちが(極端に言えば)何もしなかったのが原因でしょう。その間、高齢者たちは常に投票行動をしていたのです。これではいつの時代でも老人感覚で社会や制度が設計されてしまうのはあたりまえです。そして、それは常に遅くてズレた感覚。 それを何十年続けたか・・・が今の時代でしょう。 少ない人口で、皆が超長生きしてしまう時代が近づいているようです。 もう、使い捨てる人間も段々減ってきたし、ブラックやるにもタマが無くなってきています。 お金が大好きな人たち、どーするの??? 何もしないで文句ばっかりの人たちは、今度は誰のせいにするの??? 肩書きだけで、能も人望もない人、誰が従ってくれるの???? で、また傍観・・ですか。 はい、保守の時代はまだまだずっと続くよ。さらに年配者ばかりの国になって・・・。 |
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2017.10.30掲載 | ||||||||||||
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