★タマタマ伝説★   項目TOP
   アウトな人たち
   裏山 杉
C童貞の捨てドコロ -そんなチェリーボーイがいたらしい・・・・・。-

 誰しも、初めはチェリーボーイであります。

 まあ、ある日新宿の居酒屋で、とある特殊な文芸ファンのグループが老若男女問わずの集まりで、わいわいガヤガヤと痛飲していたときのお話・・・であります。

 拙者はローカル編集人で、連れのカメラマンは女の子だったのですが、その彼女の存在はあるかなきかのごとくで、周囲のオトコどもがなぜか歌舞伎町からの風に熱を出したのか、もやもや、ムラムラ系のお話で、大輪が咲いていたのですね。

 ちょっと、近隣の席の顔ぶれとは、まあ、お互い初対面同士でも、まあ、同好のよしみや一日都心を漫遊したご縁もあり、また、めったには会わない気楽さも手伝って、関西系のイケイケ兄ちゃんと、ローカル編集人の拙者がその輪の中心的発言者となり、カメラマン女史と、体格ばかりはいい、汗かき風で照れ屋のあんちゃんと、クソ真面目風の青白青年とあと数名がそのテーブルで盛り上がっておりましたねぇ・・・・。

 関西の兄ちゃんと拙者が色気のある話で盛り上がり、カメラマン女史が大いに笑いまくっていたので、これは下ネタOKじゃんのムードがむんむんとなり、なぜか話題は「チェリーボーイ」について・・・になりましたね。

 関西の兄ちゃんはいかにも遊び人なので、そういう人の話は自慢ばっかりで面白いものではないのですが、その話につられて、汗かき風のデカ兄さんが「俺は童貞でない」・・・と照れくさそうに言うので、一同が「ええっ・・・」とビックリしていると、次に凄い告白をしたのであります。

 なんと、彼が童貞を捨てたのは、ストリップ劇場の「まな板ショー」だったそうであります・・・・。
・・・・で、それ以降の女性体験はない・・・ということで、汗をかきかき嬉しそうに語っていたのでありました。

 さらに、前述の青白青年が実はちぇりぼうい・・・であることを聞き出したイケイケ関西氏が、しきりに今夜突撃せよ・・・・と、叱咤激励して、考え込む青白青年に優越感の眼差しを送っていた、汗かき風兄さんがいかにも得意げでございましたね。あんたもまな板に乗ってみないとわからんぜよ・・・といった視線でありんした・・・。
   2017.02.17掲載
Copyright 2012 Tama Ranzou all rights reserved.