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思春期というのは微妙な年頃であります。 昔の北多摩郡というのは、とても素朴なムードや気質が残っており、中学生といえども仮面ライダーごっこなんかやったり、馬乗り遊びなんてやったりして、とても少年らしかったんですね。 そんな素朴な中学生ですが、やはり男女ともに発育していて、うれしハズカシ・・・の世界はあります。しかし、いつまでも小学生的なノリの奴もいて、そういうアンバランスがおもしろい時期でもあったのですが・・・。 そのハプニングは、運動会の練習の時に起こりました。 学年全体でグランドを埋め尽くしておりまして、当時彼らは中学二年生。芸能界では、花の中三トリオが大人気だった時代であります。 小休止タイム・・・。 さあ、不思議なリラックスした時間がわずかながら、やってきました。 アチキは、ひとりでなんとなく地面に座って、そーですねぇ、3メートルくらい先にOJという男がその向こうのこっちを向いている20人くらいの女の子たちが体育座りで、立っているOJ視線の私方面。私はOJの後ろ向きの姿越しに女の子集団・・・・という場面でありました。 ・・・・で、不思議なことが起こったのです。私は自然にOJの尻のあたりに視線があって、OJの向こうの女の子たちはOJと向き合って私のほうに視線がある。つまり、OJの真正面に女の子たちの視線、真後ろにアチキの視線・・・・ですよね。視線のサンドゥイッチ・・・って感じであります。 ・・・・と、突然私からみて左方向からサル走りのような素早い影がOJの近くに接近し、突然私の視線の中に、ズポンもろともパンツを下げられたOJの真っ白な尻が登場しました。 当然、女の子たちの視線はOJのXチ○△ン・・・・・であります。ジンジロゲが生えそろったか否かが微妙な年頃のOJのXチ○△ン・・・・が、予告なく、サルスベリ竹内くんのイタズラによって、女の子集団の視線の中にさらけ出されてしまったのであります。 サルスベリ竹内、つーのは、小学生時代に虫捕りやハト飼育の天才で、勉強はからっきしアウトなんですが、野生的な才能は抜群で、アチキは「野生」とあだ名をつけていた仲良しなんですが、やることがいつまでも幼くて、OJは突然の出来事に何が起こったのかわからず、しばらくOpenXチ○△ンのまま立ってしまったのです・・・・。 しばらくして、キャーッ・・・という女の子たちの悲鳴が聞こえます。 その声でアチキもやっと腹を抱えて笑うタイミングに・・・・。OJくんはあわててズボンを上げなおし、このやろー・・・といいながら野生のサルスベリを追いかけますが、奴のスピードに追いつくわけもなし・・・・・。 あの、真っ白なOJの尻は、今でも鮮明に焼きついてしまっています。 |
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2017.03.23掲載 | ||||||||||||
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