オトコの居場所
ってビミョー

 ★中年オトコの「居場所」
 
多麻乱蔵の癒しドコロ 17
 

愛妻家ランゾーにとって、大切なもの・・・・。それは「癒し」です。
古きに良きあり、新しきに感動あり・・・でございます。
人生ワクワクとイキイキが一番 !! そんな想いを綴っていきますねっ。

 11月に入りやっと秋らしくなってきました。
 それに伴い風邪が流行っておりますが、皆さまご機嫌如何でしょうか?

 私、乱蔵は久しぶりに上野の美術館にやってきました。(ヤー、ヤー、ヤー!!)
・・・・・分る人には分るフレーズですよね。(ビートルズじゃなくて我々世代は、チャゲアスかな?)

 上野の森の緑豊かなこの風景、本当に癒されますな〜。

 今回は特別展「京都」にお邪魔しました。
 特別展のメイン展示は
「洛中洛外図屏風」です。

 「洛中洛外図」は歴史の教科書には必ずといって良い程、掲載されている画なので、皆さまもご存じだと思います。
 当時の貴族や武家や庶民の暮しぶりを生き生きと描きだしている風俗画です。

 本展では狩野永徳をはじめ、狩野派の絵師たち他が手がけた作品7件を見ることができます。
 (日本を代表する狩野派はやはりすばらしい!!)
 


 会場の東京国立博物館はいつもながらシニアの皆さまで混雑しておりました。
 いつもながらこの混雑にはうんざりです。

 画をみる環境じゃないです。その割には1500円もするんですからね。

 まー、愚痴を言ってもはじまりませんが、誰かが言わないと良い環境で絵画鑑賞することは、無理だと思いますので、ワタクシがこの「乱蔵シリーズ」の中でつぶやくことにします。

 「洛中洛外図」は流石に良かったです。登場人物が生き生きと描かれているので、楽しい雰囲気が伝わり、そこで交わされている会話までもが聞こえてくるようです。

 さて「洛中洛外図」で描かれている民衆は、現在の日本をどう見ているでしょうか?

 やはり自分達が暮す時代が良いと思っているんじゃないでしょうかね?
 ここに描かれている笑顔はみな素晴らしいです。
 ワレワレは笑顔を忘れていつも「小難しい顔」で生活している気がしませんか。

 この日本には笑顔がもしかしたら足りないのかもしれません。

 笑顔がこぼれる日本を取り戻そうと、もしかしたらこの「洛中洛外図」が教えてくれているのかもしれませんね。


           2013.11.05記載
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