タマリちゃん、お年頃です!!
★季節の中で
 
娘の心境
 
 田万里の変身@

-季節は女性を変えるのかな・・・・。-

      


   
  
 
   
  
   
   
   
  
 
  
  
-田万里ちゃんは、お休み前に立川の居酒屋でバイト仲間の女子会に参加していました。-

【田万里】私って、案外お酒平気なのかも・・・・。なんか、女の子がお酒飲むのって、気が引けちゃうほうだったから、おいしい・・・なんて思ってなかったのよね・・・・。

【友人A】そーなの。タマちゃんって、。古風なんかしらね・・・・ほほほ。

【友人B】って、ゆーか、タマってお行儀ばっかり気にしていたんじゃないの???

【田万里】うーん・・・。機敏なことが苦手だったから、キチンとやろうとして間に合わない感じがとても嫌だから、次はどーなるこーなるって、目がくらくらしないようにやっているとへばっちゃうから、余裕がすぐなくなっちゃうんだよね・・・・・。

【友人A】でもさぁ、アルバイトレベルだったら、そこでなれちゃえば、何だ、こんな感じかぁ・・・って、急がされることがなくなったころからあんまり余計なこと心配しなくなるんだよね。

【友人B】そうそう、がっこーの勉強みたいに答えなんかないんだから、こなせばいいことは慣れればなんでもないわ。でも、タマちゃんはそんな立場でもないから、ビールがおいしいって、余裕が出たんじゃないの???

-と、Bさんの話に相槌をうちつつ、年上の友人Aは中ジョッキを飲み干して、おにいさん、おにいさん・・・って、店員さんにおかわりをオーダーしていますね。-


【田万里】じゃあ、私ものんじゃう・・・。ほほほ・・・、居酒屋でビールがうまいって、オジサンの世界だけじゃないのねぇ・・・・。

【友人D】私は甘いサワーのほうが好きだけど、この前、シタ、年上の人があんまりおいしそうにビール飲むから、「あのあと」にシャワー浴びてから冷蔵庫のビール飲んだら、おいしい!!ってわかったのよ・・・・ふふふ・・・。

【友人B】Dちゃんは、ロストしてから、なんかムードが変わったわよねぇ・・。まあ、色っぽくなったというかぁ・・・・。

【友人D】そーなのよねぇ。ホントは年下のかわいい男の子が好きなんだけれど、がむしゃらにされて怖くなってから、年上のやさしい人が好きになって、オジサンに近い人ばっかり選んじゃうようになったのね。

【友人A】そーなんだぁ・・。私はやっぱり年下のカワイイ男の子がいいわぁ。親父っぽいのって、まずそーで嫌だなぁ・・・。

【友人C】わたしはどっちでもいいけど、お金持っていない人はサイテーね。

【友人B】お金持ってても、けちな人もいるから、それだけではわからないわぁ。でも、話が詰まんない人って、時間が重くなるから私は苦手ね。

【友人D】それそれ・・・。年上は、気遣い上手い人が多いから、ホッとできる人がいいんだけど、やさしいからってアッチが合うとは限んないから、それは問題よねぇ・・・・。

-田万里ちゃんは、仲間の女の子たちがアダルトな話になってきているので、ほろ酔いながらもドキドキしてきました。-

【友人A】田万里ちゃん、あんまり気にしなくていいのよ。みんなお酒に酔ってエッチな話楽しんでいるだけだから、ツマミだと思って聞いていればいいのよ。

【友人D】そうそう。オトコなんてさぁ、この枝豆みたいなものよぉ・・・。えいっ・・・。(と、枝豆のお豆をを三連発で皮からはじき出してオクチに放り込むDさんであります。)

【友人B】あーら、Dちゃんのオクチってお上手・・・・・。
 お相手は、たまらないわねぇ・・・・。

【友人C】お相手も、クチ下手だとつまんないけどね。でも、お金ないよりいいけど。

【友人A】お金あってもなくても、クチばっかの奴は嫌いよぉ・・・・。

【友人B】いやん、私はクチうまい人大好きぃ・・・・・。そうじゃないとつまんなくなる・・・。

-かなり酔いの廻った女性陣・・・・。
 皆さん大笑いであります。周囲は店全体がにぎわいすぎているから、他の席の人たちの耳には入っていませんので、内心ホッとしている田万里ちゃんなのですね。-

【田万里】うーん・・・・。みんないろんな経験豊富みたいだけど、私は彼氏さえできたことないから、なんかよくわかんなーいのねぇ・・・・。女同士だと大胆っーかぁ・・・。酔ってないと恥ずかしかったりして・・・。

-友人たちは、田万里ちゃんの恥ずかしがりの心情は知っていますので、からかうことなくそれぞれが自分の感覚を、遠慮なく話しまくっていますね。-

【友人B】○△経験と彼氏いるいないは、ちょっと別腹・・というか、別の話だと思うんだ。

【友人A】私はこう見えても、はじめは彼氏一途だったのよ。
 だから、ロストは彼氏だったし、遊ぶときなんかは、彼氏いないときだけだもんね。あんがい、真面目なのよ。

【友人D】私は、モテ系の人に遊んでもらったようなロストだったから、それはいいんだけれど、うまい、うまくない・・・にこだわっちゃて、好きな人に逃げられたこともあったね。

【友人B】そうねー。うまい奴は遊び人が多いし、誠実な人はイマイチだったりで、理想と現実ってなかなかうまくいかないわぁ・・・・。

【友人C】だから、お金もっているかいないかをチェックしたほうがいいと思う。どっちにししてもお金で苦労するのはいやだもん。

【友人A】まあ、婚活だったらそーかもしれないけど、お付き合い・・・だけだったら、お金ばかり考えなくてもいいんじゃないの。

【田万里】そーなのかな。やぱり、結婚と恋愛は別なのかな???

【友人B】わかんないわね。別じゃない人もいるし、別の人もいるし。
 でも、初めから結婚・・・なんて、リスキーな感じがする。オトコもだいたい嫌がるし。

【友人A】そーなんだけど、、結婚は別・・・なんてやっているうちにイイオトコを逃して、他の人にとられちゃってることもあるから、自分の思う通りにはならないみたいよね。

【友人C】そうそう、あれって不思議よね。このオトコ恋愛向き・・・なんて思って、さらっと付き合っていたら、ある日真面目な顔されて、「結婚するからもう付き合えない」・・・なんて、言われちゃったりするのよ。プレイボーイなのかな、って思ってたら意外に、「家庭持ちたい系」の人だったりするから・・・・。

【田万里】そうかあ。私は一途系でいたい感じだけど・・・。

-タマリは純粋に本音を言いましたね・・・・。-

【友人A】田万里ちゃんは、それでいいんじゃない。そういうのもカワイイと思うわよ。

 まあ、いろんなことあると、寿司も、ステーキも、明太子スパも食べてみたいって感じになるから、それもあとで困る人もいるしねっ。

【友人C】あっ、そうそう。味が定まんない・・・って、あとが大変・・・。

【友人B】うーん。やっぱりオトコは食い物みたいなものかなぁ・・・・。

-と、いいながら、フライドポテトをつまむので、田万里もつられてしょっぱいポテトをほおばりましたよ。-

【友人A】それそれ。オトコも女を食べ物にたとえる奴がいてさぁ、「君はごはんみたいな人だ」っていわれて、わたしは「じゃあ私じゃオカズになんないのかよぉ」なんて思って怒っちゃったのね。

【友人C】それで別れちゃったの???

【友人A】そのことだけじゃなかったけど、私勘違いして・・・。

【田万里】それって、毎日食べても飽きない主食だから、あなたと毎日一緒にいたい・・・っていう意味だったのかしら????

【友人A】そーなのよお・・・・。プロポーズのつもりだったのね。

-あらら、お気の毒に・・・と、一瞬静まったテーブルでした。-


   2017.11.02掲載
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