大人のおもちゃ箱
<其の1>
レアな趣味人 : ノブ君

昭和・平成時代に過ごした数々の日々。
ワタクシ「ノブ君」がこだわりぬいた逸品や
「懐かしい話題」を提供していきます・・・。

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【2013.07.05掲載】
  
 その名はトヨタ スプリンタートレノ。

 聞いたことぐらいは、あるという方もいることだろう。
 この前ネットで初めて知ったのだが、「トレノ」とはスペイン語で「雷鳴」という意味だそうだ。

 
 

 車好きの人なら見たことのある方もいることと思うが、公道レースアニメ「頭文字D」(:イニシャルディー)の主人公「藤原拓海」が操る車、「ハチロク」ことAE86(型式)のご先祖さまが、この初代トレノ(型式はTE27)である。

 今日はこの車を見るとふっと思い出す、淡い昔の話しを聞いてほしい。
 
    ★★☆ ★★☆ ★★☆ ★★☆

 30数年前のある日、免許をとったばかりの私が教習車以外で初めて運転した車がこの初代トレノだ。

 親父の知り合いの愛車だったが、訳あって少しの間、借りていたのをここぞとばかりに乗り回していた。

 女性(当時の彼女)を初めて横に乗せてドライブデートを決め込むまではよかった。
 信号待ちからのスタート時や入谷の首都高入口の登り坂で渋滞にはまり、ノロノロ運転でクラッチを上手く繋げられずに何度もエンストしてしまい、水をかぶったように汗びっしょりになった時の車・・・・が、このトレノだった。

 最近、街ではほとんど見かけることはなくなったが車雑誌に、昔の車特集か何かで取り上げられているのを目にしたりすると、ほんの一瞬だが、あの時と「同じ風」が心の中を吹き抜ける。



  
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