大人のおもちゃ箱
<其の17>
レアな趣味人 : ノブ君

昭和・平成時代に過ごした数々の日々。
ワタクシ「ノブ君」がこだわりぬいた逸品や
「懐かしい話題」を提供していきます・・・。

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【2014.12.11掲載】
  

 読書感想その1

 小学生の夏休みの宿題いらいの読書感想文です。

 先ず初めはとーぜん、ポールの自伝からお伝えしよう。
 「ポール・スタンレー自伝 モンスター 〜仮面の告白〜」

 ポール・スタンレーといえば地球上で最強のアメリカのロックバンドKISSのフロントマンだ。

この本はとにかく読み応えがあった。上下2段刷りで500ページを超える本だが、あっちゅうまに読んでしまった。

 しかし、まあ驚いた。ポールは生まれつき右耳に障害があり聴力がないばかりか耳そのものが無かったと告白している。

 このことで、やはり小さい頃から周囲の子供たちにからかわれいじめられていたらしい。  両親からはいつも「気にするな」 と言われるだけで、抱きしめて慰めてくれたことは無かったん だって。

 彼はユダヤ系なので、それだけでも暮らしは大変だったらしい。
 その上、二人姉弟の姉は精神を病んでいて鉄格子のある病院への入退院をくり返していたんだって・・・・。
 なんと、姉が家にいるときには殺されかけたことが何度もあると告白している。


 

  なんで両親はオレのことは放っておくのだろう・・・なんで助けてくれないのだろう・・・。

 それでも、大人になった彼が両親に対して感謝の気持ちを述 べた言葉の、その後の言葉にはホントぶったまげた。正直に驚い た。

 父と母がお互いのことさえも思い合えなくなるくらい辛い暮 らしの中で子供の俺のことを思えるとおもうかい?・・・

 人にはそれぞれ色々な考えや思いがあると思うのだが私はポール・スタンレーという男、「やっぱつえーなー」と思っ た。

 ポールのすべてが分かった訳では更々ないのだが、地球規模のミュージシャン、スーパーロックスターになる人 間の心の持ち方を少しだけ垣間見た気がした。

 今現在の彼は、素晴らしい家族に恵まれてサイコーに幸せだっ てさ!

 そりゃあ、写真みりゃー誰だってわかるよね!!



  
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