レアな情報 とりあえず「小耳に」

 ~老化のはじまりはここかな~

         世の中の硬直の原因ともいえそう。。


        編集部


 
 
   
 現場でわかるのは、マナーは若者のほうがよいこと。

 「年長者の言うことは聞くものである」・・・という儒教的な道徳律があります。
 真面目な人ほど、これは基本守ろう・・・という律かもしれませんね。

 では、現実、現場での倫理・・・というよりマナーではいかがでありましょう。職場での人間関係でもかまいません。この律は真なのでしょうか。


 この回転の速い時代、しかも、完璧を少人数のスタッフでも求められすぎている時代の実際では、年長者の言うことをそのつど守っていたら、社会はとっくにガタガタになっていることに気づきます。

 むしろ、ブレーキになっていたり、傲慢や決め付けにふりまわされて日々、時間ごとに往生させられてしまうでしょう。

 交通機関や、買い物の店内などでのマナーだけ観察していても、圧倒的に若い世代のほうがキチンとしている人が多いし、例えば昔の男尊女卑を強要している年配者の感覚などは、世界レベルで炊飯モノとしかいいようがありません。

 交通ルールも然り。
 今、恐ろしいのは乱暴な若者の運転・・・というより、(自覚のない)老人のとんちんかんな運転、とりわけ土日祝日のときたま運転手の恐ろしさといったら・・・・であります。見栄やハッタリでは現実は通用しません。
 
 「頑固」は意思の強さには非ずして「聞く耳もたぬ」思考停止なり・・・・。

 老化というものは、社会に対しての劣化と正比例するものなのかは統計的にはわかりません。すべては「人による」・・・ということは事実ですし、高齢者が社会に迷惑ばかりかけている・・なんていう暴言はできません。

 しかし、この一点は真実に近いと感じます。

 「老化」というものは、「聞く耳をもたぬ人になっていくこと」・・・・であるかな。

 これはある意味、世代を超えているかもしれません。「老化」とは、というワードを「劣化」とは、・・・・と言い換えても構わないと感じます。身体能力の老化というよりも、社会参加人としての劣化・・・ともいえます。

 相い互いの関係 each other を認めぬ人は概して「聞く耳持たぬ」人でありましょう。

 今、マスコミで騒がれているセクハラやモラルハラスメントの元凶も、この辺に解答がありそうです。

 
 
二宮尊徳の仕法は素晴らしい成果をあげましたが、依頼主が自ら
だけはそのアドバイスに従わなかったケースでは失敗になっています。
「聞く耳もたぬ」者にはどんなよき企画や努力も報いがないのでしょう。
現場がどんなに努力しても、「上」がドキンちゃん魂ではパーですね。

 
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                                           記載 2018年05月21日
  
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