レアな情報 とりあえず「小耳に」

 ~オトナのお付き合い~

         いつも人生を楽しくしたいが・・・・。


        編集部


 
 
   
 社会構造が変わって、どうすればストレスなしで楽しめるのか・・・・。

 格差社会になって、相当な年月が流れています。
 オトナ同士のお付き合い、それも心から楽しめるお付き合いというものは、どーしたものか・・・という観点でのお話でございます。

 筆者がこの時代-とりあえず、リーマンショック以後から現在というスパンにての考察-の楽しい立ちまわり方を考えますに、正社員(ブラック企業の残業代タダ、ボーナス昇給なし組は別として)以外の、非正規や契約社員、あるいは掛け持ちバイトのど根性組や派遣・・・等の、分配率の悪い立場におかれて生活している人たちの立場で、戦後から続いている慣習的なお付き合いを諦めたり、不可能なので避けてしまう立場の人たちが現実的にはとても多くて、しかも、時間や曜日も不規則な暮らしの方たちの立場にてどうやって・・・という視点で愚考いたします。

 どんなに働いてもボーナスや昇給にありつけない人にとっては、時間を売りつづけてそれなりの収入を得たとしても、社会保障料(勤務先で控除しないケースが多いので、お上から請求されて保険税などの多さにいつもぜーぜー言っている人たちにとって)でかなり持っていかれてしまいますし、交際費が捻出できないのが実情の方がとても多いと存じます。

 昔は、自営業やフリーランスでそれなりに自立していく道もあったのですが、殆どの業種が資本の大きいところにそれらの市場を持っていかれて、何かの業者になれても上の取引先に叩かれてしまうので、中小企業のリッチなオーナーが一番素敵だった時代なんて、今や夢の夢・・・になっております。

 まあ、それは仮に仕方ない・・・と考えても、人間関係がどうもスムーズでなくなった感が強く、仕事などを通じての連帯感とか、助け合いの心が湧くような飲み会だとか、お出かけ・・・みたいなものが次第に希薄化しているようなのですね。お互いに余裕がない・・・こと、職場が慣れたころに切られてしまったり、元の仲間が正職についてしまうと、「身分」が変わって付き合いにくくなったり、今は個人情報のコンプライアンスがうるさい時代になっているので、職場の話をやたらできないこともあり、ガス抜きひとつでも難しい。

 じゃあ、昔フラットであった学生時代の仲間や幼馴染はいかがかと言っても、皆さん人生を積み上げると知らぬ間に「階級」が変わっていて、「偉くなった」気分の元仲間に見下されたような感覚を感じたりすると、それもやはり楽しくないものです。

 いやあ、これは案外、深刻な人間関係の時代になってきているものだと感じます。


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 じゃあ、どんなつながりだと比較的楽しいのか・・・ということをまとめました。

 ○直近の同業の仲間で、横つながりの人たち。

 ○年齢や性別を気にしないで、ぶっちゃけで話が出来るような人たち。

 ○様々な家庭や個人の事情があるので、そういうことをお互いに寛容にできる人たち。

 ○仕事の現場で、同じ事を見て感じられる立場同志の人たち。

 ○あるいは、同じ趣味に徹しているもの同士。


 ・・・と、筆者は各種の業種で体験してきましたが、これらの条件を満たして、ちょっと気の利く幹事的な人(リーダーではないが、仲間に信頼のある人)に呼びかけてもらって、飲み会やカラオケなどで遊んだみる。

 ・・・そうすると仲良くなって、自然発生的に「次は・・・」なんて感じになりやすいですし、仕事上も助け合ったり、正味の情報交換などもできるようになって楽しく、よい付き合いになれるようです。

  キーワードは「横社会の仲間」・・・ということのようです。

 一度に全部・・・というやり方は難しい。
 会社や上司を絡めると難しくなる場合が多いので、それは昔の年功序列時代とは違いますね。

 私たちはあまり気づいていないのですが、これは資本主義が発展しはじめた明治から大正時代の労働者(当時は臨時雇いが多く、正社員かつ年功序列時代は第2次大戦後の経済成長時代が来てからです)の立場と似ているようなので、社会が進化したようで、実は元に戻っているのですね。

 だからといって、明治、大正の人たちが不幸な人生ばかり過ごしていたわけではないでしょう。
 やはり、仲間がいて、助け合ったり、遊んだり、家族を作ったり・・・してたわけです。

 社会保障制度がこれからかなりいじられるようですが、格差社会はなかなか解消される見込みはないようですから、「横社会」というキーワードで、良き仲間と楽しく過ごす時間を持つことが、今は最良のように感じますね。

 まあ、駆け上がる山のない、平野に住んでいるとイメージすればいいのかもしれません。人生に仲良しは必要ですからね。ポイントは、「上から目線の人」は回避するのがすべてにおいて無難です。


   

    
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 お付き合いの予算も、同じようなふところ同士では気が合いやすいのも良い点です。

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                            記載 2017年11月10日

  
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