レアな情報 とりあえず「小耳に」

 ~最近のマス釣り場~

         やはり人口減少かな・・・・・。


        編集部


 
 
   
 マス釣りは風物誌ですが・・・。

 多摩川と秋川の清流や渓谷に魅せられて半世紀になります。

 もともとは、米軍人の娯楽として放流されたり、養殖されていたニジマス(レインボウトラウト)は外来種なのですが、その引き味や食味の良さで私たち東京人にはおなじみの川魚になっていました。

 もともと、ニジマスは流れの穏やかなクリークや湖に生息する魚であり、冷水は好むものの、急流や落ち込みなどの厳しい東京の河川上流でいきるのには無理がある魚でした。

 台風の後の惨劇をみると・・・・。

 在来種のヤマメや岩魚は厳しい渓谷に生息していますし、海に下って遡ると桜マスなどのたくましいマッチョになってしまうというすごい変身能力のあるお魚です。大水や台風であっても、どこかしこに潜み生き延びます。

 放流されたニジマスは運よければ大きく成長しますけれど、台風で大水になると流されてしまい、失神して水が引いた後にホッチャレになって遺骸をあちこちにさらけ出してしまう。もともと遡るのでなく、水に押されるように下ってしまう性質も在り、多摩川などで天然モノになるのはなかなか難しいのであります。

 それでも愛されて来ましたが・・・・。

 養殖しながら、釣堀や範囲を区切ったマス釣り場で容易な獲物として愛されたニジマスですが、最近は管理の大変な釣堀はどんどん閉鎖されてしまい、養殖も減り、先日たずねた釣り場ではすでに養殖ではなく、仕入れ(山梨産)でしのいでいるそうです。こうこう猛暑が彼らにいいわけはないのですが、こちらの釣り場では多摩川の伏流水をくみ上げて池で低温管理しているのだそうで、関係者の苦労が忍ばれますね。
 

 
家族連れには大人気のニジマスです。

 
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                                           記載 2018年08月11日
  
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