今日は、一家で
お出かけです。

★多麻家のふれあい　
　夏休みのおでかけあきる野市秋川渓谷
「川原のキャンプ」って楽しい・・・の巻①

-乱蔵一家は、夏休みのある日環くんの
希望で秋川渓谷にキャンプに出かけました。
川原でのお泊りはどーかなぁ。-

　　　　　　

-マーチは五日市街道から、武蔵五日市駅を越えて檜原街道に入りました。川遊びのお客さんはまだ時間が早いので、商店街を歩く人もまばらですね。-

-乱蔵は途中のコンビニでビールやジュースをしこたま買い込みましたけど、今日のお昼は「ソーメン」が楽しみなんですぅ。-

【お蘭】テントなんて初めてねぇ・・・・。

【乱蔵】バンガローは経験したけど、業平がテントもいいぞっ・・・って言うんで、今回はテントで自炊のワイルドキャンプなんじゃあ・・。

【田万里】パパ、テントでキャンプってやったことあんの？

【環】なんだか心配だなぁ・・・。

【田万里】最近のパパって、フツーじゃないお出かけが好きなんだからァ・・・。

-こどもたちの心配を聞きながらも、フンフン・・と余裕の乱蔵ですよ。-

【乱蔵】(この前の「珍道中」のときに、業平と多摩川の川原でテント張りの練習したし、焚き火や、炊飯も特訓しているからねっ・・・。むふふふ・・・。)

【お蘭】アナタぁ・・・。何か作戦があるのねぇ・・。

【乱蔵】むむっ・・・・。もちろーん。乱蔵さまは、オジサンになってもチャレンジ精神なのでありますよぉ・・・。

【田万里】へんなパパだけど、面白そうー・・・。

【環】川で泳ぐなんて久しぶりだねぇ・・・・。

-ほうとう料理の「佐五兵衛」、かの有名な「黒茶屋」を過ぎると、秋川渓谷は自然度が俄然アップしてきます。-

【乱蔵】業平くんから、良き場所を教えてもらってんだァ・・・。あ・・。うんうん、もうすぐだねぇ。

【お蘭】業平さんは元々アウトドア専門だったんでしょ?

【乱蔵】あいつは渓流釣りが高じて、野外キャンプ派になっちまったんだけど、この辺りは初心者向きのよいキャンプサイトがあるのだと言っていたよぉ。

【お蘭】でも、あの人って、タイでオンボロバスに乗って、山中で一夜明かした人でしょ?
そんな人のオススメって・・・・、ちょっと心配だわっ・・・。

【乱蔵】まあ、タイみたいにキングコブラが出てくるわけじゃなし、公衆トイレも近し、駐車場もちゃんと地元のオジサンが管理しているから大丈夫だよぉ。

【お蘭】おほほ・・・。キングコブラ酒がラオスで売ってたって言ってたわねぇ・・・。

【乱蔵】・・・。もーっ、お蘭はすぐそっちの話になるからなぁ・・。

【お蘭】あらーん、ダーリン・・。夜に一杯飲みながら・・・ね。(「その手の話」は・・・。)

【乱蔵】よしっ・・・。着いたよ。ここがナリ小父さんの教えてくれた場所だぁ。

-家族四人とペットのプリンちゃんは、整地された地元のオジサンの駐車場で「明日までね」と料金を払うと、それぞれ荷物を背中に、手提げにと持ちながら、川原へ降りる細い道をてくてくと下って行きました。-

-乱蔵の休みの関係で、ウィークディだったのがヨロシイようで、目的の川原はホトンド川遊びのお客さんは来ていないようです。まだ、早い時間だからでしょうかぁ?-

【環】綺麗な川だねぇ・・・。上流に来るといい気分だなあ・・・。

【お蘭】へぇーっ・・・。あっちに井戸みたいな湧き水があるわぁ。あそこの水で素麺作ればいいのねぇ・・・・。

【乱蔵】これが、今回のポイントなんじゃあ。天然水でソーメンとか、オンザロック・・・。うー、たまんないねぇ・・・。

【環】パパぁ・・・。あそこの岩の手前の広いとこ、テントによさそうだよぉ。

【お蘭】いいわね。一部木陰だから、涼しそうだしぃ。

-環くんは、テントの包をさっさとテントサイト候補の場所に運んでいきます。-

【乱蔵】あっ・・。あんまし斜面に近づけすぎないようにねっ・・・。

【お蘭】へぇーっ、どうして?

【乱蔵】業平が言うには、こういう遊び場では斜面に近い木陰で、オトコの人が立ち◯ョンしている可能性が高いから、ちょっと離したほうが良いということじゃ。

【お蘭】それって経験から??

【乱蔵】どーせ、やっていたのは業平自身でしょうがあ・・。ははは・・・。ー。

-乱蔵と環がサイトの整地を済ますと、四人で簡易テントを2つ張り、床の部分に銀マットを敷きました。その前にタープを張ると、多麻家の立派なキャンプサイトになりましたよ。-

【田万里】パパ～、湧き水汲んでくるねぇ・・・・。

【乱蔵】はいはい・・・・。環も一緒に手伝ってねぇ・・・。

【お蘭】上には街道が走っているのに、谷間に入ると山奥に来たような気分になるのねぇ・・・。

【乱蔵】あはは・・・。まだ、時間が早いからねぇ。もうすこしすると、日帰りの人たちがワンサカ来るから、ちょっと賑やかになるよぉ・・・。

-プリンちゃんが興奮して、川の水を前足で触っては驚いていますよ。-

【お蘭】蝉の声がいい雰囲気だわぁ・・・・。

-お蘭さんはテントの中で水着スタイルになると、簡易ベンチに寝そべってリゾート気分やっていますよぉ。-
-乱蔵が、簡単なカマドをこしらえている間に、田万里ちゃんと環くんがふざけながら戻ってきましたぁ。-

【環】ひゃーっ・・。とても冷たい水だよぉ・・・・・。

【田万里】ママっ・・。天然水っていいわねっ。

【乱蔵】お昼のソーメンが楽しみだァ・・・。

【お蘭】キャンプの時って、なんでも早めにやるんでしょ?・・・・。

【乱蔵】そうそう、暗くなったら寝ちゃうくらいの感覚だから、2-3時間はいつもより早めにやることだねっ。

【田万里】へぇーつ?でも、朝すぐにお腹空いちゃうじゃん・・・。

【環】ねぇちゃんは、わかってないなあ・・。朝も早く食べるから同じだよぉ・・・。

【田万里】あっ・・そーかぁ。早寝早起きってやつねぇ・・・。

-朝ごはんは早朝、お家で食べてきた乱蔵一家です。環たちは学校でやっているような準備体操をすると、目の前の淵で泳ぎ始めましたよ。-

【乱蔵】川で泳ぐと、どーだぃっ?

【お蘭】流されないっ?・・。

【環】流されるけど、おもしろ～い。あっ、魚が見えたっ!!

【田万里】私、ゴーグルつけてるから、よく見えるよぉ・・・。

【乱蔵】たぶん、ハヤだろうなぁ・・・。

【お蘭】ア・ナ・タ。ハヤって食べられるの?

【乱蔵】香葉に包んで蒸し焼きすると意外と美味しいらしいぞ・・・。

【田万里】じゃあ、パパっ・・・。お魚つってよぉ・・・・。

-娘のリクエストに応えようと、ぽっかりした腹を海水パンツからはみ出しつつも、釣りザオ片手に乗り出す乱蔵パパでありましたぁ・・・・。ご主人様の出陣にプリンちゃんがコーフンしていますよぉ・・。-

　続く