リア充ランゾーにピンチか・・・。 |
★家族の戸惑い 父と息子の女難@ -これも運命でしょうかね。- |
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-ある日ランゾーが、リビングのソファーで昼寝しながら、なんかゴニョゴニョ寝言を言っております。- -台風の関係で、バイトが早上がりになって娘の田万里ちゃんが帰宅したばかりでしたので、父親がなんかゴニョゴニョ言っているのを、近くに座ってナニゲに聞く羽目になったのでありました・・・・。- 【爆睡している乱蔵】だからぁ・・・・。領収書でるから・・・・。うーむ・・・・・。 いきたかったんじゃなくてぇ・・・・・。あの顧客がぁ・・・・・・・。 ウニャ、ウニャ・・・・・・。 【田万里】(「領収書」・・・ってえ・・・・。ああ、パパは経費がなんかんだだからって、よく領収書集めているからね・・・・・。) -乱蔵は、よほどこだわった何かがあったらしく、やや苦しそうに・・・・また、眉間にシワを寄せたまま、しきりになにかに言い訳するみたいに、つぶやいておりますね・・・・。- 【爆睡している乱蔵】でも、ふにゃふにゃ・・・・・。キャバクラ!!!! ちがう・・・・。行きたいじゃなくてぇ・・・・・・。うーん・・・・・。 -・・・・娘は、父親から「キャバクラ」というフレーズが出てきたので、一瞬顔を曇らせましたがぁ・・・・。- 【田万里】(「キャバクラ」・・・ってえ・・・・。なに???? 「領収書」????。) -・・・・で、田万里チャンは、近くにあったメモ用紙に、なんとなく乱蔵パパの口走ったワードを書きとめてみました・・・・。- 【爆睡している乱蔵】金かかったぁ・・・・。だから、領収書・・・・・。 ・・・・・。うーん。。。。、なんで・・・・・・。むにゃ・・・・・。だからクルミちゃんがぁ・・・・。 【田万里】(なに???? クルミちゃんって・・・・。なんで息子の彼女の名前がぁ?????) -田万里ちゃんは、メモ用紙に、「領収書」「キャバクラ」・・・そして、「クルミちゃん」と書いてうーん・・・・。とうなっております。- 【爆睡している乱蔵】だからぁ・・・・・。キャバ・・・・・。ちがう・・・・・・。 行きたいじゃなくて・・・・・。ふにゃ、ふにゃ・・・・・。「領収書」・・・・・。 【田万里】(ヘンな親父???? 「キャバ」って・・・・。で、また「領収書」?????) -・・・・。田万里ちゃんは、自分の父親が夢想家でなくて、実利主義であることを知っていますから、なんだか、この寝言に妙なリアリティを感じておりますね・・・・。- 【爆睡している乱蔵】だからぁ・・・・・。だめじゃない・・・・・・・。クルミちゃん・・・・だめでしょ・・・・・。 【田万里】(なに???? また「クルミちゃん」って・・・・。なんか、私たちに説教しているときに似てるけど・・・・・・????) 【爆睡している乱蔵】いや、ちがう・・・・・。来たかったんじゃなくてぇ・・・・・・。 だから・・・・領収書がぁ・・・・・・。 -そのとき、玄関を開ける音が・・・・・。クリーニング屋さんに乱蔵の背広と環の学生服を取りに出かけていた母のお蘭さんが帰ってきたみたいです。- 【田万里】あ、ママおかえりなさい。なんか、パパ爆酔しているんだよ。 【お蘭】あ、今日は台風で早上がりなのね。パパは昨日も接待で飲みすぎとかで疲れているみたいよ。 【田万里】ははは・・・・。そうか。接待も仕事だから大変なのよね。 -そうね、そうね・・・なんていいながら乱蔵の背広のカバーをとって寝室に向かうお蘭さんでしたが、しばらくして、指にピンク色のカスカスになった紙をもって、真っ赤な顔でリビングに飛び込んできましたよっ・・・・・。- 【お蘭】あなたぁ!!起きなさい!!! -まあ、お蘭さんが目を三角にしてムニュムニュ言ってる乱蔵を手荒に小突きました・・・。- 【田万里】ママ・・・。何怒っているの????? -ビックリした田万里ちゃんですが、母親の持っていたカスカスのピンク紙をよくみていると、「レディースナイト○分寺KURUMI」・・・・と書いてありました。- 【爆睡していた乱蔵】うわっ・・・・。なんだぁ・・・・。だから、領収書・・・・・。えーっ???? 【田万里】なんだか、よくわかんないわぁ・・・・・。 -爆酔から目が覚めて、目が三角の妻にびっくりしている乱蔵ですが、テーブルにある田万里のメモを拾い上げて、お蘭さんが大きな声で読んでいます・・・・。- 【お蘭】えっ・・・なになに・・・・。何で田万里の字で????? 「領収書」・・・・。「キャバクラ」・・・・。なんで「クルミちゃん」????? -ようやく現実に戻った乱蔵が、目をまんまるにして、「だから<領収書>」・・・・と、ブツブツつぶやいております・・・・・・・。- 続く |
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2016.10.06掲載 | ||||||||||||||||||||||||
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